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耳コピのやり方と、ソフトを使うと楽になる場面

耳コピの5つの手順を紹介します。耳とソフトがそれぞれ何を得意とするか、どちらも鵜呑みにせずに両方を使うにはどうすればよいかも解説します。

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先に結論

はっきり聴き取れる曲を選びます。調を見つけ、ベースラインを書き、次にメロディー、そしてリズムを書いて、それぞれを録音に合わせて弾きながら確かめます。音高を変えずに音声を遅くすると、ひと音ずつ聴き取れます。ソフトは1分で音符の下書きを作れるので、最初の一通りの手間は省けますが、下書きの質は、それを確かめる耳の質で決まります。下の手順は、ゼロから始める作業ではなく、校正の作業として、そのまま使えます。

耳コピは、どんな手順で進めますか?

  1. 調曲が落ち着く音
  2. ベースコードの骨組み
  3. メロディー先に音高、次にリズム
  4. 拍子小節線の位置
  5. 確認録音に合わせて弾く
うまくいく順序のひとつです。各ステップは次のステップの足場になり、最後のステップが、ほかのステップが正しかったかどうかを教えてくれます。
  1. 調を見つけます。曲が落ち着いて感じられる音を聴き取ります。多くの場合、メロディーの最後の音か、サビの終わりのベースです。その音を楽器で弾き、まわりの音楽が長調か短調かを判断します。これで、冒頭に書く調号が決まります。
  2. ベースラインを書きます。いちばん低い音は内声よりも聴き取りやすく、並べるとコードの輪郭が見えてきます。Songscriptionの耳コピのガイドも同じことを言っています。ベースを先にとれば、コード進行はあとからついてきます。
  3. メロディーを割り出します。フレーズをひとつ歌い、その最初の音を楽器で探して、1音ずつたどります。メロディーの音の多くは、その調の音か、下で鳴っているコードの音なので、そうでない音に時間をかけます。
  4. 拍子とリズムを見つけます。拍を手で刻み、どの拍が強く感じられるかを数えて、音符の長さを書く前に小節線を引きます。1小節目が間違っていれば、そのあとの小節もすべて間違いになります。
  5. 録音と照らして確認します。書いたものを、録音に合わせて弾きます。間違った音はぶつかって聞こえ、置き場所がずれた音は二重に聞こえます。直したら、もう一度聴きます。

録音を遅くすると、どのステップでも役に立ちます。音高を変えずに速度を変えられるツールを使ってください。半分の速度なら、ひと音ずつがずっと聴き分けやすくなります。曲を通して流すのではなく、フレーズをひとつずつループ再生しましょう。

それぞれの方法は何が得意ですか?

音楽の意味を捉えるのは耳が得意で、最初の下書きは、ソフトのほうが速く作れます。間違える場所はそれぞれ違うので、両方を使うとうまくいきます。

耳で行う場合と、ソフトの場合
作業耳ソフトの最初の下書き
最初の版ができるまでの時間遅い:1フレーズずつ速い:短い曲なら1〜2分
はっきりしたメロディーの音高調がわかれば確実おおむね正しいが、間違った音や抜けた音がある
同じ音高の連打聴き取りやすいひとつの長い音にまとまることがある
調号自分で決める音符から推測するので、5度ずれることがある
小節線と拍子数えて決めるテンポのグリッドに従うので、確認が必要
コードベースから割り出す音符として書かれ、コードネームにはならない
演奏者の意図トリルと2音の違いがわかる聞こえたとおりに書く

ソフトの下書きは、どのくらい使えるのでしょうか。公開データセットGuitarSetのギター録音12本で、ScoreStarlingの楽器ひとつの採譜は、2026年10月4日のテストでオンセットF1が0.763でした。1.0が満点で、音高と開始のタイミングが合った音符を正解と数えます。各音符の終わりも合っていることを条件にすると、0.522でした。この数字と、サンプルからはわからないことは、精度に関する記事で説明しています。

どちらも鵜呑みにせず、両方を使うには?

  1. 録音を採譜ツールにかけて、最初の下書きを作ります。MP3を楽譜に変換なら、ファイルをアップロードするか、リンクを貼り付けます。
  2. 下書きを録音と並べて、2小節ずつループ再生します。ボイスメモのガイドで、3通りの聴き方による確認を説明しています。
  3. 表で下書きが間違えやすいとされた点から先に直します。小節線、調、同じ音の連打です。
  4. 下書きは音符を書くだけでコードは書かないので、ハーモニーはベースラインから自分で割り出します。

自分の演奏の録音から始める場合も、同じ手順です。AI採譜の間違いを直す方法に、よくある誤りと、それぞれの直し方をまとめています。

そもそも、なぜ耳コピをするのですか?

耳が鍛えられるからです。しかも、ソフトの採譜を含め、どんな採譜も確認するのは耳です。何曲か耳コピすれば、間違った小節線や抜けた連打の音が、数秒で聞こえるようになります。音符だけがほしいなら、下書きのほうが速いです。曲の組み立てを聴き取りたいなら、少なくとも1フレーズは自分で耳コピしてみてください。

出典

  1. Songscription、How to transcribe music(2026年5月6日公開、2026年6月23日更新)。調、ベース、メロディーの順序と、半分の速度の提案について、2026年10月17日に確認。Songscriptionは、競合する採譜ツールを提供しています。
  2. GuitarSetでのScoreStarlingの精度の測定(2026年10月4日)と料金。2026年10月24日確認。

よくある質問

初心者は、最初に何を耳コピすればいいですか?

メロディーがはっきりしていて、伴奏が素朴で、テンポがゆっくり安定している曲です。歌声ひとつか楽器ひとつのほうが、音が密に重なったミックスより簡単です。Songscriptionの耳コピのガイドは、自分のレベルより少し上の曲を勧めています。童謡やゆったりしたフォークソングが、最初に試すのに向いています。

絶対音感は必要ですか?

いいえ。耳コピはほとんどが手順です。調を見つけ、ベースを割り出し、次にメロディーをとり、それぞれをピアノなどの楽器で確かめます。絶対音感があれば速くなりますが、この手順は絶対音感がなくても使えます。

録音はどのくらいゆっくり再生すればいいですか?

ひと音ずつ聞き分けられるくらいの遅さです。Songscriptionのガイドは、半分の速度から始めることを勧めています。音高を変えずに速度を落とせるツールを使ってください。そうでないと、違う調で耳コピすることになります。

ソフトで耳コピの代わりになりますか?

最初の一通りは肩代わりしますが、確認は肩代わりしません。ソフトなら1分で音符の下書きができます。その下書きを録音と聴き比べて直すには、やはり耳が必要です。下書きが間違えやすい点を知っておくと役立ちます。同じ音の連打、調号、音の終わる位置、小節線です。

ScoreStarlingは曲を自動で採譜しますか?

録音から下書きを作ります。「楽器ひとつまたは歌」「ピアノソロ」「バンド」から選べます。30秒の無料プレビューは任意で、最長6分(Plusでは15分)の1曲全体は、楽器ひとつまたはピアノなら10クレジットです(2026年10月24日確認)。そのあと、録音と並べて楽譜を再生し、聞こえたとおりに直します。

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